3回戦・佐賀工-伊万里農林 8回裏伊万里農林2死二塁、1番村上龍生が右越えに適時三塁打を放ち同点とする=みどりの森県営球場

 ▽3回戦(みどりの森県営球場)

佐賀工
100 100 000 2
000 001 02× 3
伊万里農林
▽三塁打 村上(伊)▽二塁打 松石(佐)

 

 【】終盤に打線がつながった伊万里農林が佐賀工に逆転勝ちした。

 伊万里農林は1―2で迎えた八回、2死二塁から1番村上の右越え三塁打で同点とした。さらに2番山口の適時打で三走村上がかえって勝ち越した。守っては西山―吉田の継投と堅守で相手打線を6安打に抑えた。

 佐賀工はエース本村を中心に安定した守りを見せていたが、終盤にこらえきれなかった。

終盤の好機をものに

 ○…「きょうはベンチで何回『我慢』と言ったことか」。激闘の後、伊万里農林の永渕尚弘監督は振り返った。五回まで無安打に封じられていたが、2本のバントヒットをきっかけにつくった終盤の好機をものにして逆転、準々決勝への切符をつかみ取った。

 1点差の八回2死二塁。1番村上龍生はこれまで苦しめられてきたスライダーを捉え、右越えの同点適時三塁打を放った。「本当に体の反応だけで打った。何であの球が打てたのか自分でも信じられない」。続く山口零音斗も「村上をかえすという気持ちだけでボールに付いていった」とスライダーを右方向へ運んだ。抜群の集中力が生んだ逆転劇だった。

 伊万里商・実との合流を控える今夏は、2、3年生15人だけで臨む。他校のように控え部員の野太い声援は響かないが、スタンドでは女子マネジャー3人が懸命に声を張り上げる。「控えも含め、自分の役割を果たそうという意識が芽生えつつある」と永渕監督。最後の夏、チームは日々成長している。

 

 佐賀工・本村翔(4安打8奪三振の力投も報われず) (八回は)球が浮いたところを打たれた。チームのみんなに何度も救ってもらったのに、自分は救うことができなくて申し訳ない。

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