畑瀬米光さんの圃場で七草の栽培方法を聞く生徒ら=佐賀市富士町

 安定的な農業経営の担い手を育成しようと、佐賀中部農林事務所佐城農業改良普及センターと高志館高は11日、農業を希望する生徒を対象に農業見学会を開いた。佐賀市富士町でホウレンソウ農家を育成するトレーニングファームや地元の農家を訪れ、就農のイメージを膨らませた。

 卒業後県外に就職し、Uターンして就農する人が一定数いることから初めて開いた。高志館高の生徒6人が参加した。

 生徒たちは、ファーム研修生から就農したきっかけや研修の様子を聞いた後、ホウレンソウを育てる施設を見て回った。雨の被害を受けずに野菜を管理できるハウスの良さに加え、頑張った分だけ収入になるなど、具体的な話に熱心に聞き入っていた。

 その後、ホウレンソウや春の七草を生産している畑瀬米光(77)さんの圃場も見学した。七草の産地同士が全国規模で情報交換をして勉強していることや、繁忙期には180人体制で作業するなど、農業の大変さも学んだ。

 農業を志す3年生の原口大輝さんは「ハウスの良さが学べた。建てるにも大きな資金が必要で、自分が家を継いだ際に考えることはたくさんある」と将来を見据えていた。

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