朗読を聞く生徒たち=佐賀県立盲学校

 NBC長崎放送のアナウンサーが、子どもたちに平和や原爆をテーマにした作品を読み聞かせる「平和文学朗読キャラバン」が11日、佐賀市の県立盲学校で開かれた。生徒たちは被爆者の「生の声」を含む手作りの朗読を聞き、平和の尊さを胸に刻んだ。

 同局でアナウンサーを務める林田繁和さん(52)と山﨑奈緒さん(24)が、5歳で被爆した少年の手記「原子雲の下に生きて」などを朗読した。山﨑さんは「僕は、あの日を思い出す。運動場は懐かしい。そして悲しい」と、原爆が与えた悲しい残像を感情を込めて伝えた。林田さんは「身近な平和、心の平和を保つことが大切」と呼び掛けた。

 中学部2年の石丸天海さんは「話を聞き状況がイメージできた。もし僕が当時にいたら、早く降伏しろと伝えたい」と語った。

 キャラバンは、被爆60年の2005年から長崎県の幼稚園や小中学校を訪問し、13年からは佐賀県内でも応募を受け付けている。今年は両県で27団体から応募があった。

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