さが食べある記 虎長のラーメン

 嬉野温泉商店街から一歩路地に入ると、昔ながらの面影を残すラーメン店が目に入る。創業約50年の虎長。自慢のラーメン(600円)は、さっぱりとした豚骨スープに卵麺が絡み合うシンプルな味わいが特徴。半世紀にわたり、温泉街を訪れた人たちの胃袋を満たしてきた。

 1965年創業で、2代目の店主山本三喜男さん(54)の母、故・登紀子さんが切り盛りしてきた。当時は、飲み会帰りの地元客や、県内外からの観光客が多かったという。

 登紀子さんは4年前に他界したが、三喜男さんは「長年こつこつと母が作り続けてきた味をそのまま提供していきたい」とこだわる。「スープの味を変えないように」という母の言い伝えを受け継ぎ、替え玉は提供していない。そのため、ラーメンを2杯注文する客もいるという。

 「お酒を飲んだ後に食べられるように、あっさりとした味付けにしている」と三喜男さん。現在は外国人の観光客も増えている。

 約30年続く手作りのギョーザ(6個入り、400円)もおすすめ。三喜男さんは「気軽に入って、昔からあるラーメンとギョーザの味を楽しんでほしい」と呼び掛ける。

▽嬉野市嬉野町下宿乙2178―1

▽18時~24時

▽月曜日定休

▽0954(42)1450

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