トヨタ紡織九州-北陸電力 後半、トヨタ紡織九州のRW三重樹弥がシュートを決め、22-21と勝ち越す=福井県の北陸電力福井体育館フレア

トヨタ紡織九州-北陸電力 前半、体を張って守るLB田中大斗(3)らトヨタ紡織九州の選手たち=福井県の北陸電力福井体育館フレア

 5年ぶりの白星発進を決めた瞬間、指揮官はほっと息をついて選手たちにねぎらいの拍手を送った。トヨタ紡織九州は終盤に攻守で粘りを発揮し、北陸電力との接戦をものにした。金明恵(キム・ミョンヘ)監督は「最後まで強い気持ちを持って戦ってくれた」と奮闘をたたえた。

 前半を終えて13-13。両サイドからの攻撃が不発に終わったことから、指揮官は思い切った作戦に出た。後半の頭からルーキーのRB三重樹弥をコートに送り出した。

 「デビュー戦だったけど、思い切ってプレーしようと思っていた」。U―21日本代表歴もある22歳は抜てきに応える。ボールを持てば積極果敢に攻め込み、19分に勝ち越しのシュートを決めると、1点リードの残り4分から2連続得点を挙げて試合を決定づけた。

 昨季は積極的に前に出る守備を掲げた分、後半に出足が鈍って星を落とす試合も少なくなかった。この日はGK岩下祐太を中心に強固な守備陣形をつくり、後半は連続失点を2度に抑えた。「パスミスなど反省すべき点はあるが、やってきたことを出してくれた」と金監督。確かな手応えを得て、15日の大同特殊鋼(愛知県)戦に挑む。

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