2回戦・佐賀北-鹿島 5回表佐賀北2死二、三塁、代打宮﨑翔大が左前に2点適時打を放つ=みどりの森県営球場

代打宮崎、反撃の2点適時打

 この試合に懸ける思いが誰よりも強かった背番号「12」が、重苦しい雰囲気を一振りで変えた。佐賀北は代打・宮崎翔大が反撃ののろしを上げる2点適時打。「宮崎が打つと盛り上がる」(久保貴大監督)との言葉どおり、チームは逆転に成功。秋県大会、NHK杯で連敗した鹿島を“三度目の正直”で撃破した。

 3点を追う五回。二、三塁に走者を置いた大事な場面で、久保監督に打席を任された。「(ベンチ入りメンバーに)選ばれなかった仲間の分まで打ってやるという気持ちだけだった」。8球目のストレートを痛烈に左前に運んだ。「きついトレーニングをしてきた。粘りならどこにも負けない」と胸を張った。

 1年秋からレギュラーで、昨夏は4番打者として出場した。春以降はスタメンを外れたが、「自分が腐ってしまったらチームは弱くなる。練習からしっかり声を出そう」と前を向いた。

 宮崎は鹿島市出身。秋、NHK杯と連敗し、周囲から「鹿島に残っていれば良かったのに」との声も伝え聞いていたという。これまでの悔しさをすべて振り払う殊勲打。「きょうは本当に楽しかった」。満面の笑顔が広がった。

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