自転車の実技練習で声を掛ける天本晶子教諭=鳥栖市の鳥栖小体育館

 6月に佐賀市で開かれた交通安全子供自転車佐賀県大会で、指導者として鳥栖小を団体4連覇に導いた。前任の基里きざと小での7連覇を加えると、通算11回目の全国大会出場(8月7日、東京)になる。

 指導法は、毎年4月の終わりに希望者を募り、選手4人を選考。始業前、昼休み、放課後に集中的に練習し、短期間で学科と運転技術を身に付けていく。

 こうしたやり方で、2013年には基里小で団体準優勝も飾った。全国の強豪には他のクラブ活動のように数年かけて選手を育てる学校もあり、わずか約3カ月での選手育成に驚かれることが多いという。

 もちろん、運動が苦手な子もいる。しかし、性格に合わせた適切な指導と声掛けを心掛ければ、子どもたちは自主性と自信を身に付け、急速に成長していく。

 夕方5時。練習が終わった選手が天本さんを囲んだ。「やって良かったことは」との問いに、「プレッシャーに勝てるようになった」「左折・右折、停止の手信号など交通マナーを友達にも教えたい」と元気な声が返ってきた。

 天本さんは厳しい表情を緩め、「あきらめずに努力すれば、みんなできるようになります。真剣に取り組めば結果がついてくることを学びます。そして、その先に全国大会が待っている。素晴らしい体験だと思います」。

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