県内の写真愛好家による力作が並ぶ公募展=佐賀市の県立美術館

一般部門・県写真協会長賞に選ばれた吉浦成子さん(佐賀市)の「笑顔」

高校生部門・県写真協会長賞に選ばれた宮田麻美さん(佐賀東)の「春の徐福ロード」

 第36回佐賀県写真協会公募展の最高賞が決まった。一般部門は吉浦成子さん(佐賀市)の「笑顔」で、高校生部門は宮田麻美さん(佐賀東高3年)の「春の徐福ロード」。いずれも一瞬の表情をとらえており、各賞受賞作とともに佐賀市の県立美術館で展示している。

 公募展は写真愛好家の交流や技術向上を目的に、毎年開いている。今年は一般部門に227点、高校生部門に60点の出品があり、二科会会友の吉塚雄二さんが審査した。

 最高賞・県写真協会長賞に選ばれた吉浦さんの「笑顔」は、白いひげをたくわえたサンタクロースが見せた茶目っ気たっぷりの表情をとらえた。背景も含めて白をベースに構成し、やわらかな雰囲気を醸し出している。

 2席の県知事賞は泉弥敏さん(伊万里市)の「家路」で、暖かな光がもれるわらぶき屋根の自宅へと向かう老人の姿をとらえ、物語性を感じさせる。3席の県議会議長賞は柴田洋さん(小城市)の「遊覧船」で、鮮やかな色合いのこいのぼりと遊覧船を大胆な構図にまとめた。

 高校生部門・最高賞の宮田さんの「春の徐福ロード」は、満開の桜の下でさわやかな風に吹かれる高校生の姿を撮影した。花びらが舞い落ち、青春のすがすがしさに満ちている。

 同協会の岩永利雄会長は「最近は純粋なネイチャー写真よりも、うまく人物を取り入れた作品が上位に評価される傾向がある」と話している。

▼「第36回佐賀県写真協会公募展」は佐賀市の県立美術館で、15日まで。

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