尹さんと川﨑さんが冬景色をイメージして雪山などを描いた壁画=佐賀市の浄土寺

壁画を制作した中国人画家の尹雨生さん(左)と川﨑光春さん=佐賀市の浄土寺

約1年間の壁画制作を終え、完成を喜ぶ尹さん(奥)と川﨑さん=佐賀市の浄土寺

 佐賀市与賀町の浄土寺の外壁に描かれていた壁画が11日、完成した。風情ある雪山の景色に松や梅、生き物などを描いている。制作者の一人で中国人画家の尹雨生(インウセイ)さん(56)=佐賀市=は「やっと完成した。うれしくて言葉にできない」と感極まった。

 壁画のサイズは縦1・4メートル×横66メートルで、アクリル性絵の具を使い、水墨画風に描いた。尹さんは約2年前、同寺に絵を奉納することを願い出た。水墨画を教えていた川﨑光春さん(75)=白石町=と共に昨年6月下旬から制作を始め、大作を仕上げた。

 絵の最後に落款し、ついに完成すると、2人は熱く抱擁を交わした。川﨑さんは「2人で『見てて気持ちいいか?』と言い合いながら描いてきた。見る人に喜んでもらいたい」と目を細めた。

 絵の完成を見守っていた同市大和町の與止日女(よどひめ)神社の山﨑敦子さん(78)は「以前、大絵馬と天井絵を奉納してもらった。壁画のことを知って、今日はどうしても来たかった」とうれしそうに話した。

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