突風で損壊したとみられる農業用ハウス=鹿島市常広

 9日午後2時10分ごろ、佐賀県鹿島市常広で突風の被害があったとして、佐賀地方気象台は10日、現地調査を実施した。農業用ハウスで鉄製のパイプ管が折れ曲がるなどの被害があり、風速を毎秒35メートルと推定した。竜巻など突風の種類の特定には至らなかった。

 同気象台によると、10日朝に通報があり、職員3人が現地で周辺住民から聞き取りを行った。計2棟のハウスでパイプ損壊とビニールの覆いがめくれ上がる被害を確認した。風速35メートルは、突風などの強さを示す「日本版改良藤田スケール」で6段階のうち最も低い「JEF0」に当たる。当時、大気の状態が不安定だったとみられるが、注意報などは出ていなかった。気象台は「局所的な突風の予測は難しい」としている。

 ハウスが壊れるのを見たという近くに住む女性(71)は「ごみが渦を巻いて舞い上がり、飛行機が通るような大きな音で恐ろしかった」と話していた。

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