ピンク色のゴムホースで作られたカニの形の交通安全の“お守り”

落合裕二県民環境部長から感謝状を受け取る村瀬勲さん(左)=佐賀県庁

 夏の交通安全県民運動が10日、始まった。これに先立ち、悲惨な交通事故がなくなることを願い、長年、カニのマスコットの“お守り”を作り続けている佐賀市金立町の村瀬勲さん(86)に佐賀県が感謝状を贈呈した。寄贈された600個は期間中に県内で配布される。

 村瀬さんが作り始めたのは2000年。「佐賀は事故が全国でも多い。何とか減らすために行動したい」と、カニのはさみで事故の負の連鎖を“断ち切る”という思いを込めた。初めは近くの幼稚園や小学校に配布していたが、徐々に数を増やして警察関係や県に寄贈。自宅近くの金比羅神社で祈願してもらっている。

 8日に県庁で贈呈式があり、落合裕二県民環境部長はマスコットを見て「かわいいですね」と述べ、謝意を伝えた。「1人でも事故を起こさない、事故に遭わないことを願っている」と村瀬さん。時間が許す限り、1時間に8個のペースで作り続け、目の取り付けに一番神経を使うという。

 県警交通企画課によると、県内の人身事故件数は7日時点で2550件(前年比478件減)、死者数は13人(同2人減)。夏の交通安全運動は19日まで展開する。

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