部屋全体に映し出された映像を見る生徒ら=嬉野市のうれしの特別支援学校

 佐賀大芸術地域デザイン学部の学生らが9日、嬉野市のうれしの特別支援学校を訪れ、室内の壁や天井を使って最新の表現技術を披露した。七夕や花火、水族館などの様子を描いた映像を部屋全体に映し出し、生徒たちを楽しませた。

 肢体不自由の学級に在籍している同校中学部の生徒3人に、教室を使った映像表現で、夏の風景を疑似体験してもらおうと同校で初めて実施した。中村隆敏教授と学生2人が訪れ、学生が制作した映像作品を披露した。暗くした教室に、色鮮やかな夏の風物詩が映し出されると、生徒は喜んだ表情を見せた。

 参加した同学部3年の今村友香梨さん(21)は「見た人の反応を直接感じられてよかった。自分たちで出向き、作品を見てもらえる機会をつくっていきたい」と振り返った。中村教授は「実際に出向くことで、外に出ることが難しい人にも新しい体験をしてもらえれば」と話した。

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