政治をテーマに語り合う参加者ら=伊万里市の伊萬里百貨店

 伊万里市全体を教室に見立てて学び、町の未来を考えるプロジェクト「まちの大学いまり」が6日、同市新天町の伊萬里百貨店で始まった。初回は政治の講義で、現役の県議や市議らが「政治は生活に関わる。日本が変わる唯一の方法なので、ぜひ投票して」と呼び掛けた。

 同大学は教育や経済など7学部を設定し、テーマに応じた講師と議論を深める。学長を務めるNPOまちづくり伊萬里の村上武大さん(46)は「町づくりは人づくり。ここで学んだことを伊万里の持続的な活性化に生かしてほしい」とあいさつした。

 初回は政治学部の講義で「議員やろうぜ」がテーマで、県議、市議、県内の町長選立候補経験者の3人が講師を務め、立候補の動機や感想、議会開会中以外の活動を語った。選挙にかかる費用、話を聞いて解決につなげてくれる議員の見分け方などで参加者と議論。4月の伊万里市議選でトップ当選した加藤奈津実さん(35)は、市議選の投票率が過去最低の61・93%だったことに触れ、「これでは本当に民意が伝わっていることにはならない」と低投票率を危惧した。

 同市出身で佐賀大学農学部3年の松本啓(さとし)さん(22)は「遠い存在だった政治が身近に感じられて、一緒に何かできるかもしれないと感じた」と語った。講義は毎月最終土曜の午前9時から開き、次回は26日。問い合わせは岩楯さん、電話080(5040)1243。

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