NPOで改修してすっかり片付いた東の蔵

 佐賀市八戸1丁目の旧枝梅酒造。昨年2月にご紹介したときは、まだ母屋から西の蔵までひと続きの建物でした。現在は旧長崎街道に面した建物は佐賀市が買収して改修し、米蔵は八戸町の歴史資料が展示されたまちの休憩所、精米所は公共のトイレになりました。母屋と店舗は「酒の蔵えん」に姿を変え、お昼のランチ&カフェと夜の居酒屋営業を行っています。

 他の建物の管理を行っているのは「NPO法人まちの根太」です。柱がなく天井の高い東の蔵の屋根と壁は、資金調達できた範囲での補修を今年3月に終了。会員やボランティアで細かい補修や片付けをし、マルシェや朗読会を開催しました。この秋にはエコアート展や演劇、年明けには結婚披露宴も計画されています。

 問題は北の蔵。貸しオフィスやゲストハウスにしたいという希望を持っていますが、2階部分の梁はりや壁の傷みが激しく、建物自体存続の危機です。改修資金調達のため、酒搾りに使っていた木綿袋で作ったバッグの販売やクラウドファンディングも行ってみましたが、補修費用には程遠いのが現状です。

 こうした活動をインターネットで知った枝梅創業者の孫、長谷川さん一家による綿ガーゼとフェルト作品の展示即売会が先月開催され、昭栄中学校時代の多くの同窓生の方々が旧交を温めました。実に60年ぶりのすてきな再会でした。

 NPOでは改修のための寄付を募っており、旧枝梅酒造のFacebookでイベントのお知らせなど行っております。温かいご支援を賜れれば幸いです。(地域リポーター・川原理子=佐賀市)

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