動物のドールハウスシリーズ「シルバニアファミリー」で楽しむ子どもたち。幼少期に遊んだ30代の母親と来場していた=佐賀市の旧古賀銀行

 佐賀城下ひなまつり実行委員会は9日、今春の第19回佐賀城下ひなまつりの来場者と経済波及効果(推計値)を発表した。前年比5・0%増の11万6400人が来場し、過去3番目の多さとなった。増加したのは2年ぶりで、経済波及効果は前年比1・0%増の8億4100万円。企画展で若年層を取り込めたことが要因という。

 ひなまつりは2月11日~3月31日までの49日間、佐賀市歴史民俗館などを主会場に開催し、1014人がアンケートに答えた。

 来場者を年齢別にみると、過去10年で初めて30代(23・5%)が最多となり、40代(21・9%)、50・60代(各18・1%)が続いた。1985年から販売されている動物のドールハウス「シルバニアファミリー」の企画展が幼少期に遊んだ30代を引きつけ、3世代の家族連れでにぎわった。

 来場者の64・7%は県内からで、佐賀市内が52・2%と半数を占めた。福岡市は11・5%で、他の県は1割に満たなかった。大半は日帰りで、大型商業施設や関連イベントに立ち寄る人が半数近くいた。

 市内での飲食(予定を含む)は前年比6・3ポイント減の63・3%で、支払額の平均は前年より287円少ない1949円。土産の購入は4割にとどまり、平均購入額は125円減の2130円にとどまった。

 同実行委は「地元の若年層を取り込めたが、ツアーなどの遠来客が減っており経済波及効果は微増だった。客単価が高い中高年を引きつける企画に知恵を絞りたい」と語った。

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