佐賀新聞社は、参院選佐賀選挙区(改選数1)に出馬した自民党現職の山下雄平候補(39)=1期=と国民民主党元職の犬塚直史候補(64)に、佐賀県が抱える国策課題や安倍政権の評価、社会保障政策などへの賛否を問う50問アンケート調査を実施した。国策課題のうち、佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画では賛否が分かれたが、九州新幹線長崎ルートの整備では主張の違いが明確ではなかった

 アンケートは主に、質問に対し「評価する・そう思う」「評価しない・そう思わない」「どちらともいえない」の3択で賛否を問い、設問によっては理由の記述を求めた。

 オスプレイ配備について、山下氏は「島しょ防衛のために必要」と賛成し、「地元関係者の不安払拭(ふっしょく)を丁寧に進めるべき」と回答した。犬塚氏は「民間空港として大きく伸びる可能性を秘めており、軍民共用にして足かせをはめることには反対」とし、両者の賛否が分かれた。

 長崎ルートの未着工区間の整備に関しては、(1)全線フル規格(2)ミニ新幹線(3)整備せずに対面乗り換え方式(4)その他-の4択で尋ねた。山下氏は選択肢を選ばず「与党プロジェクトチームがどのような方針を示すのか注視している。方針を固めた時に県の考えと溝があれば、埋めるべく努力するのが県選出議員の仕事」とした。犬塚氏は「その他」を選び「立ち止まって考える必要がある。あくまでも佐賀の視点で戦略を立てるべき」と回答、ともに明確な道筋は示さなかった。

 原発を今後どうすべきかについて、山下氏は選択肢での回答を避け「原発の依存度を下げつつ、どういう在り方が望ましいか不断に検討していく必要がある」とした。犬塚氏は「将来的に廃止」を選び、「高レベル核廃棄物の最終処分場の問題が解決される見込みがない以上、脱原発は必然」と答えた。

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)の開門問題では、両者とも開門に「賛成」と回答した。

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