1回戦・神埼-唐津工 ベンチから戦況を見つめる唐津工の副島浩史監督=みどりの森県営球場

 唐津工ナインが佐賀北で全国制覇を経験した指揮官の夏の初采配に花を添えた。14安打7得点の打線とエース本村光希の好投がかみ合い、開幕試合を八回コールドで快勝。副島浩史監督は「自分のほうが緊張していた。選手たちのおかげです」とほおを緩めた。

 多彩な攻撃が光った。副島監督の技術指導によって向上した長打力に加え、2度のスクイズや中軸の送りバントなど小技で流れを引き寄せた。主戦本村は抜群の制球力で低めにボールを散らし、わずか3安打。指揮官は「それぞれの役割を徹底してくれた」とナインをたたえた。

 2007年の甲子園決勝で逆転満塁本塁打を放ち、佐賀北の全国制覇に貢献した副島監督は、18年に同校に赴任し、昨秋に副部長から監督に就任した。ただ、なかなか結果を残せない中で、選手同士でささいなことでも伝え合うことを意識し、チームワークを高めてきたという。副島監督も「自己完結していた選手たちが、きょうは最後まで声を掛け合っていた」と成長に目を細めた。

 14年ぶりに8強入りした昨年を上回る力は十分にある。「潜在能力は高い。自分がどれだけ引き出せるか」と副島監督。本村は「次も全部三振を取るつもりで投げる。ずっと勝っていきたい」と力強く言い切った。

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