バケツに入ったエツの稚魚を筑後川に放流する三根西小の児童たち=久留米市の下田大橋付近

 みやき町の三根西小の4年生22人が5日、久留米市城島町の下田大橋付近で、エツの稚魚を放流した。子どもたちは「大きくなって帰っておいで」などと声を掛けながら、4センチほどに育った稚魚を優しく川に放った。

 放流は、久留米市の下筑後川漁協(中園正彦組合長)が1998年から毎年実施。漁協の中間育成センターで卵をふ化させ、流域の7小学校などと協力しながら、毎年15~16万匹を放流している。この日は1万2700匹を筑後川に放った。

 児童たちはエツの説明を受けた後、ライフジャケットを着用して放流開始。稚魚が入ったバケツをゆっくりと水面に向けて傾け、稚魚にショックを与えないように丁寧に放った。貞包未來(みらい)さんは「稚魚はかわいかった。大きく育って元気に帰ってきてほしい」と願った。

 筑後川のエツ漁は、最盛期には110~120トンの水揚げがあったが、近年は15~20トンで推移。今年は豊漁で約30トンを見込む。同漁協の塚本辰巳さん(79)は「放流の結果が出ているようだ」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加