与野党一騎打ちとなった参院選佐賀選挙区(改選数1)は、組織力と知名度で勝る自民党現職の山下雄平候補(39)が序盤戦を優位に進め、国民民主党の元職犬塚直史(ただし)候補(64)は出遅れと知名度不足が響き、懸命に追いかける展開になっている。ただ、約4割が投票先を決めておらず、全体の約3割を占める無党派層の動向が今後の情勢に影響を与えそうだ。

 山下候補は、自民党支持層の約8割を固めたが、推薦を受ける公明党の支持層には食い込めていない。年代別では20~50代から約5~9割の支持を集めるなど満遍なく浸透している。

 犬塚候補は、国民民主党の支持層の約4割しか固め切れていないが、推薦を受ける社民党支持層からは9割の支持を受ける。候補を取り下げて支持を打ち出した共産党や、県内に地方組織のない立憲民主党の支持層には浸透していない。

 比例代表の投票先は、自民が約4割で、国民は1割未満にとどまっている。社民、公明、立民、共産が続いている。

 選挙区情勢は共同通信社の世論調査結果に加え、これまでの佐賀新聞社の取材を加味して分析した。

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