仁比山神社の参道入り口仁王門の、阿形の仁王さんとわらじ

 JR神埼駅で下車し、駅西の県道21号を北上すること約4・5キロのところにある仁王門(県遺産登録)。この先に新緑、紅葉で名高い国の名勝・九年庵、そして仁比山神社(別名・山王日吉宮)があります。

 仁王門の伝説とは、昔々旱魃で村人は苦しみ「雨の降ってくるっぎーよかばってん」と言って、どうしようもなく、ただ仁王さんにお参りをしていました。けれども三、七、二十一日願掛け参りをしても、いっこうに雨は降らず、村人は「こりゃーもうどがんしたちゃー雨ん降らんじゃっかー」と嘆いていました。そうしたところが、まな板のような太い足跡があって、田んぼにはどこでも水がいっぱい入っていました。

 「仁王さんが裸足でそうついといなっけんが、足の痛かろうちゅうて、あぎゃん、わらじばあげてあんもんない」と語り継がれ、仁王門には今でもわらじが奉納されています(地域リポーター・江原邦興=神埼市)

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