諸井謙司さん「祈りの舟」(ブロンズ、縦35×横70×奥行き25センチ)

大串亮平さん「水仙と鴬」(和紙に岩絵の具、水干絵の具。37×29センチ)

 彫刻や日本画、壁画アート、抽象画と異なるジャンルの4人。佐賀北高OBによる作品展「照(しょう)下(か)」は、それぞれが表現を追い求めた作品約50点が並ぶ。

 彫刻家の諸井謙司さん(31)=佐賀市=による「祈りの舟」は、植物の種からあふれるエネルギーをイメージした。波打つ流水紋を組み合わせ、うごめく生命力を表現している。

 日本画家の大串亮平さん(42)=佐賀市=は「水仙と鴬」などを展示。平面的な日本画に市松模様を組み合わせるデザインの視点を取り入れており、画面が動き出すような仕上がりになっている。

 抽象画家の橙屋三蔵さん(32)=佐賀市=は和紙にペンキや墨を重ねた作品群を手掛け、洗練された印象。しっくいをキャンバスに塗り込む「石こうシリーズ」も新たに展開する。グラフィティ(壁画アート)の平田晴久さん(40)=佐賀市=は、熱帯魚と組み合わせた作品を並べる。水槽の中に入れたミニチュアレンガを背景に見立て、鮮やかな熱帯魚が泳ぐ水槽を街中の一角のように彩る。

 諸井さんは「作家の全力を出そうという気持ちで開いた。多種多様な作品がそろい、小さなミュージアムのようになった」と話す。

 ▼佐賀市中央本町の寺元ビル地下1階の喫茶アリユメ=0952(26)7215=で、13日まで。日曜定休。

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