新メニューにウナギの刺し身 フグのような弾力と甘み

 

 日本の夏のスタミナ食として定番のウナギ。嬉野市塩田町にある持ち帰り専門店「森うなぎ屋」は今夏から、全国的にも珍しいウナギの刺し身の提供を始めています。特別な下処理が必要ですが、ウナギ店としてのプライドと飽くなき探究心で、約1年の試行錯誤の末、販売にこぎ着けました。
 美しい白身はフグのような弾力と十分な脂が。もみじおろしと青ネギを添えポン酢で口に運べば、かむうちにしっかりとした甘みが広がります。臭みはまったく感じません。
 ウナギは血液や皮に毒があり、調理法は熱で毒性を消せるかば焼きや白焼きが一般的。ただ十分な血抜きなど適切な下処理により生食も可能になるといいます。皮もうろこを取り、湯引きで提供します。

 

 70年以上の歴史を持つ同店。「身の固いウナギは問屋さんへ返す」というほど肉質に厳しく、かば焼き用の木炭も香りのいいカシを使用、近年は仕入れ値が急騰するウナギも販売価格は据え置くなど、随所にこだわりがあります。一方、定番のウナギとサバのかば焼きに加え、約5年前からはありたどりの焼き鳥も提供するなど、新たな挑戦にも意欲的です。
 「刺し身は挑戦だったが、おいしいものを提供したいし、うなぎ屋である以上『できない』と言いたくない。これからも『うちにしかできないこと』を追究したい」と古賀健一郎専務(50)。ウナギのイメージを覆す新たな可能性を味わってみませんか。

 

●  MENU
 刺し身は4000~7000円(3日前までの予約が必要)。かば焼きと素焼きは2500~3000円前後(素焼きは前日までに連絡)。その他、ありたどりの焼き鳥炭火焼きは9本入りで990円、サバ照り焼きは1枚160円など。

 

DATA

 

[住]嬉野市塩田町大草野丙1827‐1
[電]0954(66)2273
[営]8:00‐19:00
[休]不定
[P]3台

 

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