材料の見本を見せながら大川家具の歴史を解説する関社長=福岡県大川市の関家具

 福岡県大川市の関家具(関文彦社長)で6月28日、アメリカの高校生を招いた文化交流会が開かれた。外務省が推進する交流事業「カケハシ・プロジェクト」の一環で、同社の関社長が講師を務め、大川家具の歴史を紹介し、地域に伝わる「ものづくり」の精神を伝えた。

 同社を訪れたのはテキサス州の高校生と引率スタッフら約40人。関社長は大分県日田市から材木が筏いかだで筑後川を流れてくる様子を撮った約70年前の写真などを見せながら、大川家具の歴史を解説。婚礼家具の隆盛により、国内有数の家具の町に発展した時代背景を説明した。

 さらに日本人の生活様式が洋風に変化しても、職人の技術は「テーブルやテレビ台などに応用され、現代にも生かされている」とその柔軟性も強調した。高校生からは「外国産の材料も使っているのか」「タンスが完成するまでにどのくらいの時間がかかるのか」などの質問が出た。

 一行は説明会終了後、同社の工場も訪れ、家具の製作工程を見学した。

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