ひびの子育て「否定や禁止よりも“親の願い”を提案する」

 子育てにおいて、子どもに「教えている」と思っていても、否定や禁止で終わっていることが往々にしてあります。

 「ケンカしては駄目」「片付けないと駄目」「早くしないと駄目」など、一日中、“駄目”という否定や禁止ばかりで、子どもが成長するとは思えません。

 大人に置き換えても、生活の全てを監視され「その言い方が駄目」「そのやり方が駄目」と一つ一つ否定され、禁止されれば身がもたないでしょう。幼少期の子どもたちは、あからさまには反論することができないので、親もその態度につい甘えてしまいます。

 ある程度子どもが成長し小学生くらいになると、そううまくはいきません。否定や禁止をしても「いや、先生もこうでしょ」「いや、お母さんだってそうでしょ」という気持ちを抱かせてしまいます。子どもたちには、“説得”よりも“納得感”が得られるようにアプローチすることが大切です。

 否定や禁止する背景には、子どもに「こんな風になってほしい」「こんなことができてくれればいいな」というこちら側の願いが存在しています。例えば、「ケンカをしては駄目」というのも、その言葉の後に「仲良くするコミュニケーションを学んでほしい」という願いがあります。

 もちろん一度で伝わることはなかったとしても、こちらの願いを提案をすることによって、子どもを否定せずにメッセージを伝えることができます。

 ちょっとした工夫で、納得感があり、気持ちよく行動を見直し、子どもの学びを大きくすることができます。

 叱り方の工夫で、子どもも親もハッピーな子育てを目指してみませんか。(パパ記者・吉村直記=おへそ保育園グループ統括園長)

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