第25回参院選は4日、公示される。佐賀選挙区(改選数1)は自民党現職の山下雄平氏(39)と、国民民主党元職の犬塚直史氏(64)が立候補を予定している。野党は佐賀を含む全国32の1人区で候補者を一本化し、一騎打ちの構図をつくった。1人区での攻防が「政治の安定」を訴える安倍政権の今後を左右する。

 自民の山下氏は、内閣府政務官としての実績を強調し、「豊かな地方が豊かな国をつくる」と郷土の発展を訴える。自民佐賀県連は5月に選対本部を立ち上げた。JAグループ佐賀の政治団体、県農政協議会のほか、建設、商工、医療など支持基盤の各団体から集めた推薦は約600に上り、6年前を上回る。

 国民の犬塚氏は公示まで1カ月を切っての出馬表明になった出遅れを挽回するため、つじ説法を100回以上重ねた。「右と左ではなく、上と下の戦い」と多国籍企業や富裕層への課税と社会保障の充実を訴える。社民党の推薦を受けており、共産党は候補を取り下げた。安倍政権批判の受け皿をアピールする。

 公示の4日は県内で大雨が心配される。両者ともに出陣式は午前9時から佐賀市内で開く。山下氏は屋外の松原神社境内が会場だが、陣営は「今から変更はできない。雨の場合は来賓のあいさつを最小限にとどめるなどして来場者の負担を減らすしかない」と話す。犬塚氏は屋内のホテルマリターレ創世が会場で、陣営は「どういう雨が降っても計画通りに実施する」としている。

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