佐賀県と結ぶ環境保全に関する合意書の改定作業を7月中にも終えたい考えを示した金子健次柳川市長=柳川市役所

 全日空(ANA)が計画している佐賀空港への深夜便就航を巡り、上空が飛行経路となる福岡県柳川市の金子健次市長は2日、佐賀県と結ぶ環境保全についての合意書の文言を改める作業を進め、7月内にもまとめる考えを示した。

 県と市が結ぶ合意書では、佐賀空港の運用時間を「午前6時半から午後10時、午前0時半から午前4時半まで」と定めており、午後10時以降に就航するためには変更が必要になる。

 この日の記者会見で金子市長は「午後10時以降は『原則西側からの離着陸』の条件を付けて、佐賀県との協議を前向きに進めたい」と、深夜便の就航を容認する考えを改めて示した。全日空が8月9日からの増便を計画しているため早急な対応が必要との認識を示し、佐賀県と事務レベルで協議を進めるとした。

 市長は「飛行経路の住民の代表者には早速、話をしたい」とも述べ、市の担当者による説明に加え、7月末に全戸配布する市報でも経過を報告するとした。

 深夜便を巡って柳川市は飛行経路や騒音を懸念し反発していたが、県が全日空や国にルートなどの改善を働き掛けた点を評価し、容認に転じた。

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