ジョギングをしながら地域を見守る「パトラン」のメンバー=佐賀市の神野東一丁目交差点

 健康づくりのためのランニングと、防犯活動を兼ねた「パトロールランニング(パトラン)」の取り組みが、県内でも広がりつつある。走りながら地域の安全にも目を配り、子どもや高齢者が安心して暮らせるまちづくりにつなげる。

 6月26日夜、佐賀市のどんどんどんの森にそろいの赤いTシャツを着たランナー約10人が集結した。学習塾が多い佐賀駅周辺で、子どもの帰宅時間に合わせて不審者がいないかをランニング中に見て回った。

 メンバーは30~50代が中心で、会社員や看護師、保育士、行政関係者など職業もさまざま。月2回の定例パトランに加え、各自で普段ランニングする際にも、街灯切れや放置自転車などをチェックし、警察にも連絡しているという。

 パトランJAPAN事務局(福岡県宗像市)によると、 パトランは「地域の安全」「健康づくり」「人とのつながり」の“一石三鳥”の効果を目的とした活動で、36都道府県で展開(2018年9月現在)。佐賀市では、代表を務める会社員の吉冨敦思さん(42)が、熊本地震の災害ボランティア仲間から声を掛けられたことをきっかけに昨年3月から始めた。

 「子どもの見守りに携わるのはリタイアした方が多い。われわれ働く世代が間に入ると世代間の交流が広がる」と吉冨さん。「佐賀には桜マラソンがあり、市民ランナーがたくさんいる。平和な佐賀がより一層いいまちになるように、輪を広げていきたい」と話す。

 詳細はパトランJAPANのホームページで。佐賀での活動希望者は吉冨さん、電話090(9562)8930。

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