6月30日、日本多胎支援協会主催の全国フォーラム(さが多胎ネット発足記念講演会)が、佐賀市メートプラザで開催された。テーマは「今、多胎支援が必要な理由は?~知ってほしい! 多胎育児の過酷な現状を~」。愛知県の三つ子の虐待死事件を受けて、全国で多胎支援の必要性を取り上げるニュースが報道されていることもあってか、参加者は約230人を超え、来賓には佐賀県知事、佐賀市市長、伊万里市、唐津市、鳥栖市の副市長が出席。多胎支援への関心の高さがうかがえた。

 フォーラムでは、まず厚労省の國松弘平氏から「行政説明」の後、双子の母親で弁護士の間宮静香氏が、多胎児虐待裁判から見える多胎育児の過酷な現状について講演した。会場では涙する多胎児の母親たちの姿に、多胎育児の過酷さが想像された。最後に「多胎支援の必要性とそれぞれの立場に求められる支援」と題して服部律子氏(岐阜県立看護大学教授)が講演し、佐賀の多胎支援の今後の在り方を考える機会となった。

 5月25日に「さが多胎ネット」が発足して間もなく開催されたこの全国フォーラムは、佐賀県の行政、医療、地域支援者と多胎育児経験者をつなぐきっかけになった。このつながりを生かして、これからの佐賀の多胎支援は本格的にスタートする。頑張るぞ!(中村由美子・佐賀女子短大非常勤講師)

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