児童たちに「勇気を出して手を差し伸べて」と訴える将火怒さん=佐賀市の金立小

 プロレスラーによるいじめについての授業が1日、佐賀市の金立小(一番ヶ瀬徹校長)で開かれた。5、6年生約90人が真剣な表情で耳を傾け、いじめを発見したときの行動や夢を持つ大切さを学んだ。

 講師を務めた覆面レスラーの将火怒(まさかど)さん(36)は、小学5年の頃からいじめを受けたこと、中学進学を機に不登校になったことなど自身の経験を語った。「見ているのに何もしないのは、いじめているのと同じ。いじめに遭っている人がいたら、勇気を出して手を差し伸べてほしい」と訴え、さらに「プロレスラーになる夢が、ふさぎがちだった自分を変えてくれた」と夢や目標を持つ大切さを強調した。

 6年の光武恭佑君は「命の大切さが分かった。いじめがあったら守りたい」、同じく6年の内田愛菜さんも「勇気を出して声を掛けたいと思った」と授業を振り返った。

 一番ヶ瀬校長は「道徳の授業と現実が結び付かないことが多いが、自身の経験を基にした話は心に響く。これからの人生に役立ててほしい」と期待した。

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