小城市の国道で2017年8月、唐津署の護送車が対向車の大型トレーラーと正面衝突し護送中の容疑者が死亡した事故で、護送車を居眠り運転したとして自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた唐津署の事務職員の男に、佐賀地裁は2日、禁錮2年、執行猶予4年(求刑禁錮2年)の判決を言い渡した。

 禁錮刑以上となった地裁判決が確定すれば、被告の男は地方公務員法に基づき失職する。弁護人は控訴について「検討中」とした。

 今泉裕登裁判長は判決理由で「特に安全に注意すべきだったのに眠気を覚えても運転をやめず、居眠り運転の末に事故を起こした過失と被害結果は重大」と指摘した。一方、亡くなった男性の遺族と県との間で和解が成立し、遺族を含む被害者らが厳しい処罰を望んでいないことなどを考慮したとした。

 判決などによると、被告の男は17年8月2日午後2時20分ごろ、小城市小城町の国道203号で護送車を運転中、居眠りをして対向車線に入り、大型トレーラーと衝突。護送中だった男性=当時(66)=が死亡し、大型トレーラーの運転手と護送車に同乗していた署員2人が約1週間~3カ月の重軽傷を負った。

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