佐賀新聞社の大隈知彦編集局長のインタビューに答える桃崎峰人佐賀県議会議長=県議会棟議長室

 佐賀県議会議長に就任した桃崎峰人氏(69)が佐賀新聞社のインタビューに答えた。九州新幹線長崎ルートの未着工区間の整備に関し、課題が多く、「早期の解決は難しい」とした上で「議論をシャットアウトしてはいけない。さまざまな選択肢がある」との認識を示した。

 桃崎氏は5月の臨時県議会で議長に選出された。6月定例県議会を7月1日に終え、県政の重要課題への向き合い方や、今後の議会運営の方針を大隈知彦編集局長が尋ねた。

 定例県議会では、長崎ルートの全線フル規格での整備論議に関し、自民党会派からも賛否両方の立場を明確にして質疑が行われた。未着工区間の整備を求めないとする山口祥義知事の答弁について、桃崎氏は「今の県の立場と、将来の県政運営を考えた上での答弁だったと思う」と評し、「議会でもさまざまな意見が出て良かった。多くの議論を交わしてもらうのが議長の役目だ」と述べた。

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画は、県と県有明海漁協が結んでいる空港の自衛隊共用を否定した協定の見直しに向けた協議が始まっている。桃崎氏は「知事が要請を受け入れ、汗をかいている段階。穏やかな形で漁協に理解してもらうのがベスト」と山口知事の動向を注視する考えを見せた。

 5月の臨時県議会では副知事の人事議案を巡り、異例の質疑が行われるなど緊張感をはらんだスタートになった。2期目の山口県政との向き合い方について桃崎氏は「知事は議会と執行部を『車の両輪』に例えるが、両輪ありきではない。議会は追認機関であってはならず、意見を交わしながら、信頼関係が成り立ち、両輪が動く。ものを申す議会でありたい」と力を込めた。

 

桃崎県議会議長インタビュー②はこちら

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/394852

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