6月定例佐賀県議会は1日、全日空が計画している佐賀空港への深夜便就航に対応した空港の運用時間を延長する条例改正案や67億5490万円の一般会計補正予算案など26議案と報告4件、意見書2件を可決、人事案1件に同意して閉会した。

 空港の条例改正案は全会一致で可決した。飛行経路の福岡県柳川市が騒音などを懸念し反発した経緯がある。閉会後、山口祥義知事は「柳川市の気持ちも分かるので誠意を持って対応してきた。おおむねまとまる方向で推移している。今後も柳川市の言葉に耳を傾けながら(両者で結んだ合意書の改定を)前に進めていきたい」と述べた。

 教職員定数の改善と教育予算の拡充を求める意見書と、地方財政の充実、強化を求める意見書の2件を全会一致で可決した。諸会派の共産が提出した、沖縄県民投票の結果を踏まえ、辺野古埋め立て工事を中止し沖縄県と協議するよう国に求める意見書と、最低賃金の引き上げを求める意見書は賛成少数で否決した。

 空港の運用時間を変更する条例改正案が可決されたことを受け、柳川市の金子健次市長は談話を出した。「委員長報告で『柳川市との信頼関係を築いた上で推進を』と発言があった。全日空や国への要望など、山口知事は真摯(しんし)に取り組んでいただいた」と配慮を評価し、「『原則、西側からの離着陸』の条件を付けて、佐賀県と協議を前向きに進めたい」とした。

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