合同吹奏楽団として出場し、「演奏で団結力を見せる」と話す大江未来さん(左)=太良町の太良高

 太良高吹奏楽部3年の大江未来(みく)さん(17)=太良町=は、さが総文の吹奏楽部門に合同チーム「県西部地区合同吹奏楽団」(87人)のメンバーとして出場する。部活の時とは違う大人数での演奏に、大江さんは「他校の生徒とつながった演奏で、団結力を見せたい」と意気込む。

 太良高吹奏楽部の部員は現在7人で、さが総文には6人が出場する。同部は少人数のため、毎年7月に開催する県吹奏楽大会には近年出場していない。そのため、さが総文は1~3年生で立つ初めての大舞台となる。クラリネットを担当する大江さんは「“音を一つにすること”が吹奏楽部ならではの面白さ」と話す。

 幼い頃、親がよく音楽を聴いていた影響で、自身も音楽好きになったという大江さん。中学では吹奏楽部に入ったが、2年時にやめ、しばらく音楽から離れた。高校入学後、吹奏楽部の見学をした際に顧問や先輩たちが楽しそうに活動している姿を見て、音楽への思いが再燃。「ここだったら、明るく楽しく部活ができそう」と入部を決意した。

 普段は高齢者施設や地域の文化祭で演奏したり、学校の文化祭に向けて練習したりしている。平日の活動時間は1時間程度と短いが、限られた時間でも、「みんなと仲良くないと演奏は成り立たない。全員が仲良くなることが目標」と活動に精を出している。合奏の時は自身のパート以外も演奏し、音を補うことが多い。1年生の時は慣れるのに苦労したが、今ではみんなで協力して演奏が成り立つことが楽しく、達成感がある。

 4月から月1回ペースで集まり、さが総文に向けた全体練習を重ねてきた。西部地区合同吹奏楽団が披露するのは、古事記に記された神話をテーマとした神秘的な「斐伊川に流るるクシナダ姫の涙」と、明るいハーモニーとリズムの「宝島」の2曲。指揮は太良高吹奏楽部顧問の中村洋介教諭(40)が務める。

 これまでも他校との合同チームで県の総文祭に出場したことがある。でも今回はステージが違う。大江さんは「自分はまだまだ初心者。足を引っ張らないようにしたい」と謙遜しつつ、「佐賀で総文祭があると聞いた時は驚いた。今はうれしさと緊張が半々だが、全国から大会に来る人に楽しんでもらえるようにしたい」。仲間と共に高校最後の大舞台に臨む。=おわり

 

メモ 吹奏楽部門は31日、8月1日の2日間、佐賀市文化会館で開かれる。全国から高校単独や合同吹奏楽団として38団体が出場。歌劇やミュージカルで使用された曲、映画やドラマの曲などを披露する。県内からは県高校合同吹奏楽団と、東部地区と西部地区の合同吹奏楽団の計3団体が演奏を披露する。

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