工作教室でブーメランを作る来場者=玄海町の次世代エネルギーパーク「あすぴあ」

 7月末で開所6年目を迎える玄海町次世代エネルギーパーク「あすぴあ」の来場者数が堅調だ。工作教室などのイベントを定期的に開くことでリピーターを獲得しており、過去4年は来場者10万人以上を維持している。「遊びながら学べる場」をコンセプトに町に人を呼び込んでいる。

 同施設で6月30日に開かれた工作教室。県内外から12人の子どもとその保護者らが参加し、実験しながら科学の基礎を学んだ。佐世保市から家族3人で訪れた志方零音(れお)君(7)は「空気砲の実験で、強い風が顔に当たって楽しかった」と話した。

 2013年7月に太陽光や風力発電の仕組みを学ぶ交流拠点として、同町今村の玄海原発近くにオープンした。主に核燃料サイクル交付金を活用し、町が約15億3千万円かけて整備。九州電力の子会社である九電産業が指定管理者として運営している。施設は一部を除いて無料で利用できる。

 開設当初は、隣接する「九州電力玄海エネルギーパーク」と間違われることもあった。しかし、月2回の工作教室やゴーカートなどが人気を集め、「土日に行けば何かやっている」と口コミで広がり、来場者数は年を追うごとに増加。16年度は12万人に迫り、昨年度は11万5千人が訪れた。

 来場者がどこから来たかなど細かい分析はないが、瓜生芳郎総括マネジャー(63)は「感覚として唐津市内から来てくれる人が多い」と話す。

 町が開設時に掲げた年間20万人の来場者数の目標には及ばないが、一定数を町に呼び込む力になっている。「スタッフの努力のおかげで今の数字を維持できている。今後も遊びながら学べる場を提供していく」と瓜生さん。最近はイベントがない日の来場者も増えており、常連の中にはスタッフとの交流を目当てにする子もいるという。

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