役員が前区長の着服の経緯などを説明した本山地区の臨時総会=唐津市厳木町の本山公民館

 唐津市厳木町本山地区(125戸)の前区長の男性(79)が住民から集めた積立金約1500万円を着服した問題で、本山地区は30日、臨時総会を開いた。出席した約60人の区民に、役員が今回の問題の経過などを報告し、再発防止のため、区長が一人で管理していた通帳と印鑑を会計担当者と分けて管理するよう規定を見直すことが承認された。

 冒頭、前区長時代の会計担当者が「会計のやり方に問題はあったが、まさかそのように使われているとは思わなかった。深くおわび申し上げる」と謝罪した。経過報告では、光崎眞澄区長(67)が、男性は返金の意思を示していたものの、現在は破産手続きの準備に入っていると説明した。

 出席者からは「役員だけに苦労は掛けられない。区民にもできることはないか」「何が原因かをはっきりさせるべきだ。このようなことが二度と起こらないような仕組みづくりを」といった声が上がった。区の規定を改定し、区の預金通帳の管理を「通帳は区長、印鑑は会計が分けて管理する」とする項目を追加した。

 総会後、前区長をよく知る男性(78)は「区長としては信頼していたが、(着服は)不届きで許されない」と憤り、「(再発防止のため)区民が総会などに積極的に参加するべき」と話した。

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