普段から災害の備え、避難の重要性を話す板井幸則さん=神埼市中央公民館

 昨年7月の西日本豪雨など全国で大規模災害が相次ぐ中、神埼市は6月30日、防災講演会を市中央公民館で開いた。自治会や民生委員、消防団員ら約600人が、自分の身を自ら守る「自助」、地域の中で助け合う「共助」の大切さを確認した。

 大分大減災・復興デザイン教育研究センターで防災コーディネーターを務める板井幸則さんが講演した。西日本豪雨では「大雨特別警報」が佐賀県で初めて出されて最大級の警戒が求められたことを説明。「ハザードマップで地域の災害リスクを事前に把握し、発生時は自ら情報を入手し早めに避難を」と呼び掛けた。

 避難方法については「避難する時は長靴ではなく運動靴が望ましい。買い物中だったら、まずは商品を置いて逃げて」と過去の事例を踏まえて具体的に紹介した。「深刻な災害でも『自分は大丈夫』と思ってしまう傾向があるので、近所で避難するよう互いに声掛けを」と助言した。

 防災教育については「ハード整備には限界があるが、ソフト対策は無限にできる。すぐに逃げられるよう、靴を常にそろえるのを子や孫に伝えることから始めては」と提言した。

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