パネル討論などを通して新しい働き方を考えた「Empowered JAPAN 2019 in SAGA」=佐賀市のホテルグランデはがくれ

 AI(人工知能)の最新技術を生かし、テレワークと学び直しで個人と企業の潜在能力を引き出す方策を考えるシンポジウム「Empowered(エンパワード)JAPAN2019 in SAGA」が29日、佐賀市で開かれた。テレワークに関心のある人やIT企業、行政関係者ら170人が参加し、いつでもどこでも、誰もが働ける新しいスタイルの働き方について理解を深めた。

 日本マイクロソフト業務執行役員でITエバンジェリストの西脇資哲氏が基調講演した。AI技術の進展でテレビ会議の話し言葉が即座に文字化され、多言語に翻訳もできるとし「距離、言語などあらゆる壁は取り払われている。時代に合わせて働き方を変えるとともに、人間独自の『学び、伝える』力を磨くことが重要になる」と指摘した。

 パネル討論では、製薬会社勤務の知識を生かし、佐賀市の木村情報技術でテレワーカーとして働く千葉県の子育て中の女性らをテレビ会議でつないで意見交換した。日本テレワーク学会の松村茂会長は「テレワークは人手が足りない地方の企業が都市部の人材を生かす武器になる」と話した。

 実行委員会(事務局・日本マイクロソフト)が主催し、佐賀新聞社が共催、厚生労働省などが後援した。世界最高齢のアプリ制作者若宮正子氏も講演、前総務相の野田聖子衆院議員がテレビ会議であいさつした。

 日本マイクロソフトはテレワーク実践者の教育プログラムを佐賀市、西松浦郡有田町などで予定し、佐賀市では7月23日から約1カ月間行う。問い合わせは佐賀市地域雇用創造協議会、電話0952(37)0546。

このエントリーをはてなブックマークに追加