■笑いと心温まる感動

 5年生の七海(ななみ)は、おじいちゃんの飼(か)っているデブねこ「クマハチ」を、しばらくの間預(あず)かることになりました。公園で休けいしていたところ、隣(となり)から変な声がします。おどろいた七海が見たのは、しゃべるデブねこの姿(すがた)でした。実は、交通事故(じこ)で亡(な)くなった不運な落語家が幽霊(ゆうれい)となってそのねこにとりついていたのです。その落語家「如月亭(きさらぎてい)大福(だいふく)」が成仏(じょうぶつ)できなかったのは、大切な何かをやり残していたからなのでしょうか。
 一方、七海は抱(かか)えている悩(なや)みがありました。クラスメイトの女子たちとうまくいかず、ラインで悪口が広がってしまっているのです。
 落語家「大福」の心残りと七海の悩みを軸(じく)に、時に落語のネタもおりまぜながらお話は進んでいきます。笑いと心温まる感動のお話です。
 また、SNSでのいじめや情報(じょうほう)の拡散(かくさん)など、現在(げんざい)の問題についても深く考えさせられる一冊(さつ)です。(企画課 馬場智子)

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