ワークショップで、大雨時の避難ルートなどを検討する参加者=小城市三日月町のドゥイング三日月

 大雨時の避難を机上で演習する防災ワークショップが28日、小城市であった。昨年7月の西日本豪雨を教訓に、防災気象情報を活用して避難につなげる取り組みが進む中、住民約60人が実際の災害を想定して避難のタイミングや安全な方法などの意見を出し合いながら防災の理解を深めた。

 佐賀地方気象台の安留幹雄防災気象官が、地域の災害時の危険度を把握することや、住民に災害リスクを5段階で伝えて分かりやすくした「大雨・洪水警戒レベル」について解説した。

 その後の演習では、台風を設定し、自宅の場所や家族構成、車の有無などに応じて、警戒レベルが上がるごとにどのような行動が望ましいかを議論した。非常用品の準備や自宅の貴重品の取り扱いなど幅広く取り上げ、「単独より集団での避難が安全なので近所に声掛けするべき」「マンションの3階に住んでいて子どもとお年寄りもいるので、避難しない選択もできるのでは」などの意見が出た。

 佐賀地方気象台は、災害時に命を守るための避難行動につなげようと、地域や自治体などの要請に応じて出前講座形式でワークショップを展開している。今回は小城市の生涯学習の一環で開催、県防災士会も協力した。

このエントリーをはてなブックマークに追加