7月から日本財団ボランティアサポートセンターに派遣される田中裕太郎さん=唐津市北波多の市民病院きたはた

 唐津市は7月1日付けで、市職員の田中裕太郎さん(27)=同市浜玉町=を、2020年の東京五輪・パラリンピックのボランティア運営を行う「日本財団ボランティアサポートセンター」に派遣する。大規模イベントの開催や運営を担う職員の育成を狙う。派遣期間は21年3月末まで。

 同センターは日本財団のボランティア育成・運営のノウハウを大会の成功に生かそうと、東京五輪・パラリンピック組織委員会との協定に基づき、17年に設立された。同センターが唐津市に職員派遣を要請し、庁内で選考。23年に佐賀県で開催される国民スポーツ大会(国スポ)に向け、経験を積む目的もあり、若手職員の田中さんを選定した。

 田中さんは14年に入庁。3年間の税務課での勤務を経て、現在は市民病院きたはたの事務局で経理などを担当している。「市外で学べる機会はなかなかない。学んだことを市に還元できるくらい、いろいろなことを吸収したい」と意気込む。

 同センターへの職員派遣は全国の4自治体で、県内は唐津市だけ。田中さんは事業部に配属される予定で、スポンサー企業から派遣される社員ボランティアのサポートやウェブサイトの制作、運営などを行う。

 市人事課は「国スポに向けてノウハウを蓄積してもらい、関係団体や専門家との人脈を築いてほしい」と期待を寄せる。田中さんは「日本でオリンピックやパラリンピックがあるのは、一生に一度あるかないか。貴重な機会をいただいたので、市の代表として恥ずかしくないようにしたい」と話している。

このエントリーをはてなブックマークに追加