手掛けた作品を紹介する德安和博教授=佐賀市の県立美術館

 佐賀市内に設置されている幕末維新期の偉人モニュメントなどを手掛けた佐賀大芸術地域デザイン学部の德安和博教授が22日、佐賀市の県立美術館で講演した。「近年の制作と彫刻への思い」と題し、試行錯誤や工夫を重ねた裏話を披露した。

 德安教授は、肥前さが幕末維新博覧会(昨年3月~今年1月)に合わせて市中心部に設置された偉人モニュメントのうち、鍋島直正や大隈重信など11体を制作した。講演では「足の部分だけで一日仕事。モニュメントをよく見ると(多くの足は)同じ型になっている」と限られた時間でのやりくりを紹介。偉人たちの若い頃の顔を再現するため、似ている俳優の写真などで資料を補った工夫も明かした。

 維新博の県内への経済波及効果が約151億円に上ったとする県の試算にも触れ「彫刻も役に立つのではと思った。七賢人の知名度も上がった」と振り返った。講演は第102回佐賀美術協会展(美協展)に合わせて行った。

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