参院選佐賀選挙区の立候補予定者の討論会で、質問に対して自身の考えをパネルで示す山下雄平氏(左)と犬塚直史氏=唐津市

 7月4日公示、21日投開票の参院選佐賀選挙区(改選数1)の立候補予定者による公開討論会が27日夜、開かれ、ネット動画中継サイト「ニコニコ動画」で生中継された。参加した自民党現職の山下雄平氏(39)と国民民主党公認の元職犬塚直史ただし氏(64)が年金の「老後資金2千万円問題」やエネルギー政策などについて持論を展開、前哨戦から激論を交わした。

 討論会は日本青年会議所佐賀ブロック協議会と佐賀新聞社が主催、唐津市の会場で一般聴衆を入れず、ネット中継で実施した。「社会保障制度の持続可能性と国民の負担」「佐賀が抱える問題解決策」など四つのテーマで議論した。

 老後資金問題で山下氏は「自助と公助の両方が必要だ」として受給額が少ない人に10月から月額5千円を給付する施策に触れた。70歳からの年金受給を選択すれば給付額が割り増しされることにも言及。「年金制度の持続性は担保されている。受給額を想定しながら人生設計し、長く働ける環境を政治としてもつくっていくのが解決策だ」と語った。

 犬塚氏は「年金だけで老後を安心して暮らせるとは誰も思っていない」と指摘し、「与野党で丁々発止の議論をすべきなのに、していないのが最大の問題だ」と与党の姿勢を批判した。租税回避地などを利用して納税を免れている富裕層や、国際的な大企業に応分の負担を求めることで、社会保障の財源が確保できると主張した。

 佐賀関連の問題では、原発に関して犬塚氏が「(原発大国の)フランスなどと共に(核のごみの)最終処分場の問題を考えていくべき」と論じ、山下氏も「最終処分の問題は与野党を超えて取り組まないといけない」と述べた。

 

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