「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺ことわざを思い出したのは、麻生太郎副総理の笑顔(?)をおととい26日付1面で拝見したからである。内閣不信任案が否決されて安堵あんどされたのであろうか。年金に関する報告書の受け取りを拒否したころは、あんなに苦り切った表情をされていたのに◆こちら「闇営業」騒動はどうだろう。これまでも芸能人と反社会的勢力との関係は指摘されてきた。最も世間の耳目を集めたのは吉本興業に所属していた島田紳助さん。人気絶頂だったころ、暴力団との交際で芸能界を引退した◆その過去を忘れてしまっていたか。振り込め詐欺グループのパーティーに芸人が出席して金銭をもらっていた闇営業は、島田さん引退のわずか3年後、2014年だ。本人たちは「反社会的勢力とは知らなかった」と釈明しているが、怪しげな集団という認識はみじんもなかったのだろうか◆この詐欺グループによる被害額は40億円。年金暮らしのお年寄りらから、だまし取ったカネであったろう。そのカネで飲めや歌えや。なんと醜いことか◆犯罪集団にとっては有名人を呼ぶことがステータスという。それだけ誘惑や罠わなもあろう。そんな事情は芸能事務所も承知だったはずだ。だが、芸人の処分で一件落着、スタコラサッサ。これではどこかの政治家と同じではないか。情けなや。(丸)

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