さが総文まであと1カ月。本番を前に、おもてなしの心構えを学び、笑顔を見せる生徒実行委員のメンバーたち=佐賀市の市村記念体育館

 第43回全国高校総合文化祭(2019さが総文、7月27日~8月1日)の開幕まで、あと1カ月と迫った。全国から高校生や観覧者ら12万人の来佐が見込まれる一大イベントで、総文祭のテーマは、おもてなしと交流だ。県内の高校生が、ふるさとの何を誇りに思い、全国の仲間を迎えようとしているのか。佐賀新聞社が高校生100人に実施したアンケート「全国の高校生に伝えたい 佐賀県のここが自慢」の結果を詳報する。

 質問項目は二つ。佐賀県の自慢に思うことを5項目から一つ選択してもらった上で、その理由や内容を自由筆記形式で聞いた。

 集計の結果、自慢に思うものとして「歴史・文化」を選んだ生徒が最も多かったものの、5項目がほぼ均等に分かれた。特定の分野への偏りがなく、佐賀の高校生が広い視野から、ふるさとを肯定的に捉えている現状が浮き彫りになった。

 最多の「歴史・文化」を選んだのは25人。明治維新150年にちなんで実施した昨年の「肥前さが幕末維新博」効果もあってか、佐賀の偉人を誇りに思う生徒が多く、「佐賀の七賢人」を挙げた回答が最も多かった。さらに、有田焼や伊万里焼など焼き物文化を自慢する意見も目立った。

 次いで「食」(22人)が多く、「おいしい食べ物がたくさんあるから」「他県にはない食べ物があるから」という理由が多かった。

 具体的には全国ブランドの「佐賀のり」(10人)と「佐賀牛」(7人)が圧倒的な支持を得た。「丸ぼうろ」などの銘菓や、ミカンやイチゴ、珍味「ムツゴロウ」「ワラスボ」と答えた生徒もいた。

 「観光・イベント」を選択したのは21人。世界各国からパイロットを集める「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」(18人)が大半を占めた。「唐津くんち」や、有明海の「ガタリンピック」、「吉野ケ里遺跡」も挙がった。

 「土地・自然」と答えたのは18人で、理由は「空気がおいしく、きれいだから」「緑が多いから」。具体的には佐賀平野が最も多く、「清水の滝」(小城市)や「見帰りの滝」(唐津市)など、さが総文が開かれる夏に合わせて「涼」を楽しめる観光地が目立った。

 「人・県民性」を選んだ生徒は14人で、県民性を「やさしくて、あたたかいから」と肯定的に捉えている。佐賀の豊かな「自然や文化などを守ってきたのは人だから」という回答もあった。人のつながりが感じられる地域性や、地域によっても異なる方言の多様性を自慢とする意見もあった。

 調査は6月16~18日の3日間で行った。県内の高校に通う生徒100人を対象に、アンケート用紙に記入してもらった。さが総文の運営を担う生徒実行委員会の生徒を中心に協力を得た。

 

人の温かさが何より魅力

佐賀清和高放送部3年 西之原華穂さん(17) 

 佐賀ならではの人の温かさが、何より魅力的だと思う。通学中、すれ違う学生以外の人とも「おはよう」のあいさつが飛び交う。そんなところにも、地域のつながりを感じている。

 さが総文の総合開会式では、司会を務める。当日7月27日は私の誕生日。半世紀に一度の総文祭で司会を任せてもらい、同時に誕生日を迎えることに、何か運命的なものを感じている。

 

 

佐賀の偉人知ってほしい

佐賀西高サイエンス部3年 蛯名良太さん(18)

 昨年、肥前さが幕末維新博覧会に行き、改めて佐賀の偉人の活躍を感じた。

 佐賀藩は医療分野などで諸外国の先進技術を取り入れ、他藩よりも未来を見据えていた。七賢人の一人で北海道開拓に取り組んだ島義勇の情熱にも感心する。大胆さと行動力がある偉人が佐賀にいたことが誇り。

 佐賀県をよく知らない人が多いと思うが、さが総文を機に佐賀の偉人について知ってほしい。

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