九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)を巡り、運転差し止めを認めなかった佐賀地裁の仮処分決定を不服として佐賀県内外の住民らが申し立てた即時抗告審で、福岡高裁は26日、7月10日午後2時に決定を出すと住民側弁護団と九電に通知した。双方が明らかにした。

 2017年6月の佐賀地裁決定は、原発の耐震性や重大事故対策に問題はないとして申し立てを却下し、住民側が即時抗告した。即時抗告審で住民側は、原発から130キロ離れた阿蘇山カルデラ噴火の危険性を追加で主張。九電側は「破局的噴火の可能性は十分小さい」と反論していた。

 抗告を申し立てたのは、原発の運転差し止め訴訟を起こしている「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」(石丸初美代表)に加わる約170人。

 玄海4号機は現在稼働中で、3号機は今年5月から定期検査で運転を停止している。【共同通信】

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