佐賀県庁

 佐賀県は26日、渇水対策本部の設置に向けた準備会を開き、各部局長らが農作物への影響やダムの貯水率などの情報を共有した。県内は梅雨入りで今後まとまった雨が見込まれるが、県は「たとえ1週間雨が降り続いても、危機的状況を脱することにはならない」と警戒を強める。

 県土整備部によると、1月から6月24日までの降雨量は632ミリで平年の58%程度で、干ばつとなった1994年の682ミリと同水準となっている。嘉瀬川ダム(佐賀市富士町)の貯水率は26日午前9時現在12・6%と過去最低を更新し続けている。山間部を中心に水不足で田植えができない地域も出ており、藤津郡太良町では稲が枯死した。

 会合で山口祥義知事は「(渇水は)94年に匹敵する危機的状況。大雨による災害も備えなければならず、両面から取り組みを進めて」と呼び掛けた。

 また、佐賀、福岡、大分、熊本4県や九州地方整備局などで構成する筑後川水系渇水調整連絡会が同日、福岡市で開かれ、2011年以来8年ぶりに渇水調整に合意。佐賀東部水道企業団と福岡の2つの水道企業団が、いずれも福岡県朝倉市にある江川ダム、寺内ダムの水道用水80万立方メートルを農業用水に融通することを確認した。

このエントリーをはてなブックマークに追加