佐賀市は26日、2008年に民間へ売却した旧国民宿舎湖畔荘(三瀬村)が閉鎖された際の対応について調査を進めていることを市議会総務委員会(山下伸二委員長)に報告した。現在は使用されておらず、周囲に草が生い茂る状態になっている。買い戻しなどができる期間は過ぎているが「営業停止の連絡を受けた当時の担当者がどう判断し、対応したのかなど経緯を確認している」と説明した。

 市によると、湖畔荘は佐賀県が1962年に本館、65年に別館を開設した。経営悪化による閉鎖後、2005年に三瀬村に無償譲渡された。合併で引き継いだ佐賀市が利活用提案事業者を07年に募り、当時サッカーJ2だったサガン鳥栖を運営するサガンドリームスの関連会社「ジャパン・スポーツ・アンド・ウェルネス」に08年に売却した。

 売買契約から10年間は提案内容に基づいて利用するように義務付け、対応が異なる場合は買い戻したりできる特約が契約書などに盛り込まれていたという。昨年3月に契約から10年が経過し、市の権利は失効している。市財産活用課は、契約書や募集要項は保存しているとし「営業を停止した際、当時の担当者がどんな判断をしたのかなどを調べている。今後、何ができるのか、草刈りなどの対応を含めて検討したい」と述べた。

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