多久市議会の一般質問は24、25日に開かれ、議員9人が大規模災害に備えた避難所の運営マニュアルの策定などを質問した。

 【交通弱者対策】市の補助で運行している事前登録・予約制の乗り合いタクシーの昨年度の延べ利用者数は491人。運行ルートの見直しなどで前年度比3割増と利用は伸びたが、自宅からバス停までの距離が遠いといった課題がある。民間タクシーへの補助に切り替えて利便性を高めるべきとの指摘に対し、横尾俊彦市長は「どのようなサポート、支援の仕方がよいのか。先進例、良い例を情報収集して、しっかりと検討していきたい」と述べた。

 【避難所の運営マニュアル】避難所を運営する手順や役割分担を定めたマニュアルは、自主防災組織と協議して策定した西多久町の簡易なものしかない。避難が長期化し、市職員による運営が困難になる場合に備え、土橋善久防災安全課長は「(市全体の)総括的なマニュアルを作っていきたい」と述べた。

 【全国学力テストの結果公表】小学6年と中学3年の全員を対象にした文科省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、学習環境の課題と改善状況を客観的に検証するため、点数の公表を求める意見があった。田原優子教育長は「教育指導の充実などに役立てるもので、個々の状況は保護者にも知らせている。調査で測定できるのは学力の一部分にすぎず、公表することで数字が独り歩きし、本来の趣旨から離れていく傾向がある」と慎重な姿勢を示した。

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