伊万里市役所

 佐賀県伊万里市は24日、子どもの養育が十分にできない母子家庭の親子が入所する母子生活支援施設「すまいる」(同市立花町)を、来年3月末で廃止する方針を明らかにした。施設の老朽化や入所者の減少が主な理由で、代替施設として市営住宅の使用を検討している。

 市議会一般質問で岩﨑義弥議員の質問に答えた。

 市子育て支援課によると、施設は3階建てで居室が15室あり、築32年で大幅な改修が必要になっている。一方、入所者は過去10年は5世帯以下(4月1日現在)で推移し、昨年は初めて入所者がゼロの期間があった。改修費は居室だけで4千万円近くかかるため、専用施設ではなく地域での生活支援に切り替える。

 市は現在の入居者には廃止の意向を伝えており、9月議会に廃止条例案を提案する予定。同じ施設で実施している病後児保育は継続するが、実施場所を変更するかどうかは未定という。

 母子生活支援施設は児童福祉法に基づいて設置され、住居支援のほかに子どもの学習指導や母親の自立支援などを行う。佐賀県内には佐賀市と唐津市にも1施設ずつあり、所在地以外の市町の住民も必要な手続きを経て入所できる。

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