唐津市厳木町本山地区(125戸)の前区長の男性(79)が住民から集めた積立金約1500万円を着服した問題について、峰達郎唐津市長は25日の定例会見で、「非常に残念」と語り、再発防止に向けて各地区に監査機能確保へ注意を促す考えを示した。

 男性については「人柄も知っており、(着服の)事実を聞いたときは信じがたかった」と話し、「長期間、複数の役職を任せすぎたことと監査の運用が甘かったと課題を感じている」とした。今後の対策については、「地域の自主的な運営に関することで、行政として深く立ち入ることはしない」とした上で「他の区も含め、区長、会計、監査の役を独立させるよう注意を促していく」と述べた。

 男性は5月まで区長のほか、同地区の駐在員を務めていた。駐在員は市の非常勤特別職として、月1万7千円に加え、1世帯につき200円の報酬が支払われる。市総務部は「市からの報酬の使い道は個人の自由」と説明。また「(本山地区で)市の補助金などが不正に使われた事実はない」としている。

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